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文学者になりきれず周縁部でおまつりさわぎをするの巻

いつ聴いても泣きそうになる ももいろクローバーZ ”パカッポでGO!”

私は結構アイドル好きだ。なかでもももクロは一等好きだ。

はじめは軽い気持ちだった。今は昔「はねるのトびら」という番組でドランクドラゴンの塚地さんが紹介していたアイドルグループ、それがももクロだった。

ちょうどそのころ発売されたシングル”猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」”にドはまりした。同時にリーダーの百田夏菜子さんに釘付けになった。

 

猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」

猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」

 

 

モノノフ(ももクロのファンの呼称)ならご存知だろうが、百田さんは言語化不可能な引力で人を惹きつける。張り出したデコ、浮き出るえくぼ、うひょ顔としか表現しようのないうひょ顔。すべてが私を惹きつけてやまなかった。

その後、まあいろいろありしおりん推し*1に落ち着いた私だったが、先日発売されたニューシングル”笑一笑”ももちろん購入してエンリピしている。

 

 今回のシングルはクレヨンしんちゃんの映画の主題歌タイアップとなっており、私が購入したのはクレヨンしんちゃんとのコラボ盤だ。こちらには通常盤には収録されていないクレしん往年の名曲”パカッポでGO!”が収録されているのだ。

表題曲やカップリング”チントンシャン!”についても語りたいのだが、今回はひとまずパカッポに焦点を当てる。

”パカッポでGO!”は20年以上前にクレしんの主題歌だった。映画「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」のオープニング曲として採用されている。名作なのでぜひ視聴してみてほしい。このころはまだ「嵐を呼ぶ」「伝説を呼ぶ」とかは題名についていなかったのか。

 

 この曲はクレしんオリジナル版ではしんちゃん役の声優矢島晶子さんがしんちゃんとして歌うキャラソンのようなものなのだが、ももクロ版ではももクロ4人で歌う。クレしん版にはなかったアレンジが加えられているがしんちゃんの雰囲気がよく出ていてとても楽しい。曲中に挟まれるしんちゃん風に茶番をするメンバーが愛おしい。特にれにちゃん。「コラ!高城ー!」

 

私が泣きそうになる問題のパートはリーダー百田さんが2サビ後の間奏で言うこのひとこと。

飽きたら捨てるクセに~

声の調子からうひょ顔をしながらレコーディングしている様子が目に浮かぶようなのだが、何度聴いても楽しいうひょ顔だけでは片づけられない感情が胸中を渦巻くのだ。小説における陳腐な表現の代名詞に「泣きたくなる」というものがあるが、本当にそうとしか表現しようのない感情なのだ。

なぜ泣きたくなるのだろう。

 

もちろんヘンダーランドという映画に深い思い入れがあることは関係があるだろう。懐かしの大好きな映画と、新しく大好きになったももクロが重なっている状態に胸がいっぱいになって泣きそうになっているというのは十分説得的な理屈だ。しかしそれだけでは片づけられない。

 

私は「飽きたら捨てるクセに~」というフレーズに差し掛かるとてきめん泣きそうになるのだ。

 

原曲の同じパートでは、しんちゃんが「走れ~」「いえ~」と声をかけたりしている。「飽きたら捨てるクセに~」はももクロオリジナルである。

 

「いえ~」に比べて「飽きたら捨てるクセに~」のメッセージ性はけた違いに強い。

そしてももクロが発するこのメッセージは、私に刺さる理由があった。

恥ずかしながら私はあまり勤勉なファンではない。一昨年去年と夏のライブに足を運んではいるが、その間の時期ではももクロから遠ざかることもしばしばだった。買いそびれて後から手に入れたシングルもあった。冷めてしまってなんとなく距離を置くことに、心のどこかで後ろめたさも抱いていた。

そこにこの「飽きたら捨てるクセに~」だ。

夏菜子は冷めてしまった私をまったく責めない。もはやZポーズをするのにも一抹の恥ずかしさを隠せなくなった私に軽蔑の目を向けない。すごく楽しそうに、なんならうひょ顔をしながら、私の脇腹でもつつきながら、「飽きたら捨てるクセに~」と言う。

これが私のくすぶっていたももクロ愛に再び激しい炎を灯した。ああああああ推せる!!!うりゃおい!!!

ごめんね私間違ってた!4人のももクロを全力で推していくから!

先の週末にあった「春の一大事」というライブはニコ生で観戦した。行かなかったことを激しく後悔した。夏は必ず行くから(東京ドームは歯噛みしながら見送るが...!!!!)

待ってろよ千葉!

 

 ドームは行けないけどベストは絶対買う!これ題名がすごくいいよね。「桃も十、番茶も出花」ももクロ10年目、美しさの盛りだよ!!

 

*1:黄色担当玉井詩織さん推しという意味