昨日、サイダーガールというバンドの「パレット」という曲がとてもいい、エンリピしていると言った舌の根も乾かぬうちに次の曲である。
神聖かまってちゃんという名前はどこかで聞いたことがあった。しかし実態を全く知らず、地下アイドルかなんかだと思っていたらすごくいいバンドのようだ。まだフロントメモリーの一曲しか知らないのでなんとも言えないが。
この動画は先日公開されたばかりで、YouTubeのおすすめに出てきたので視聴してみた。終日YouTubeに入り浸っているがこういうおすすめの類に乗ることは少ない私としては珍しい出来事だった。再生した理由はこの曲が実写映画「恋は雨上がりのように」の主題歌だったからだ。
「恋は雨上がりのように」と言えば今年の1月からフジテレビのノイタミナ枠で放送されていたテレビアニメとしてご存知の方もいるかもしれない。私はこの作品を視聴していた。大好きというほどではないが、最後の最後まで楽しみながら視聴した。
映画版に注目している理由は、大泉洋さんがはまり役だと確信しているからだ。
しょぼくれたファミレス店長、45歳。作家志望だったが夢を諦めて現実を歩んでいる。大学時代に知り合った奥さんとは別れ、子どもは奥さんが引き取った。
こんな味のある役を大泉さんがやったりしたらそらもうえらいことですよ。
そんなわけで注目していた実写版「恋は雨上がりのように」の主題歌はどんなもんだろうか。そう思って動画を再生してみた。
良い。完全に良い。
「神聖かまってちゃん」なんて名前のわりにすごいまともに歌うなあと思ったら、歌っているのは鈴木瑛美子さんという方だった。鈴木さんは関ジャニの番組で頭角を現した新人のようで、99年生まれだからまだかなり若い。しかし歌い方は堂に入ったものだ。
一応原曲の方も聞いてみたが、アレンジが大きく異なる。原曲は原曲で味があると思ったが映画版のアレンジの方が好みだ。東京事変の亀田誠治さんアレンジのようだ。流石。
そして歌が素晴らしいことに加えて、動画映像の編集が素晴らしい。1080pのHD画質で映画の場面を覗ける。
あきらのものすごいスライディング、店長を強く見つめる視線など画としての強さはもちろん、フェイク後のラスサビで登場人物をいっぱい切り替えて映していくことで疾走感がすごいことになっている。何度見返しても戸次重幸さんが出てくるところで鳥肌が立つ。大泉さんと戸次さんが友達役で仲良く飲んでるシーンとか...
この映画、はまり役しかいないんじゃないかしら。主役の小松菜奈さんをはじめ、ファミレスのおばちゃん店員濱田マリさんなんかもう狙って原作が描かれてたのではと思うほどのハマり具合。
久しぶりに映画館に見に行こうかな。