なぜ候補入りしたんだろう 文學界 2018年12月号 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/11/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る わからないなあ
なにがなんだかわからなかった 新潮 2018年 09 月号 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/08/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 以前読んだときは適当に読み飛ばしてしまってなにがなんだかわからなかった tsunadaraikaneko-538.hatenablog.com…
やっと読んだ 文芸 2018年 11 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/10/06 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る なんだかぞわぞわした
きたきたきたきたきた波乱やないかい www.bunshun.co.jp www.bunshun.co.jp とりあえず私の予想と照らし合わせてみる 芥川賞候補作 実際の候補作 ・上田岳弘「ニムロッド」(『群像』12月号)→候補入り3回目(第154回以来) ・鴻池留衣「ジャップ・ン・ロー…
いよいよ明後日、12月17日の午前5時に芥川賞直木賞の候補作が発表される。どんどん寒さは強まるなかのストイックさ。いったい誰のためにこんなに朝早くに発表するんでしょうか。 お知らせが遅くなりましたが、第160回芥川賞・直木賞の候補作は、12月17日(月…
ぎょらん 作者: 町田そのこ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/10/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もったいないオブザイヤー。最後から2番目の章を読み終えた時点ではこれが今回の受賞作だと確信していた。 人が死ぬときに抱く強い想い…
今年なんとなく『夜は短し歩けよ乙女』を再読して、やっぱわけわかんないな、面白いなと思っていた森見さん。文章が好きで、意識していないのに「森見さんを意識して文章を書いているんじゃないか」と言われるくらいに染まっていたこともある。ただ読んだ作…
ぼくは朝日 作者: 朝倉かすみ 出版社/メーカー: 潮出版社 発売日: 2018/11/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 朝倉かすみさんの作品を読むのは二度目である。前回読んだのは『てらさふ』でという作品であった。 tsunadaraikaneko-538.hatenabl…
本当に最近何を読んでも面白い。平和で幸せな人生だが、芥川賞を予想するうえではあまりに日和すぎてしまう。 群像 2018年 12 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/11/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 『群像』12月号は巻頭で上…
今回は番外編、直木賞候補作予想を行う。取りあげるのは増山実さんの『波の上キネマ』。 波の上のキネマ (単行本) 作者: 増山実 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/08/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 実はこの作品を読み始めたのはまだ…
野間文芸新人賞の受賞作が発表されたのは少し前の出来事。結局芥川賞落ちの3作は野間新でも落ち、ニューフェイスの2作が受賞となった。金子さんの『双子は驢馬に跨がって』は納得の受賞だった。乗代さんの『本物の読書家』は文学論が楽しいとは思ったが、小…
筒井康隆氏の『文学部唯野教授』のように、作中で講義が始まる作品はいくつか知っている。小説を読んだ結果として賢くなることができる。しかし私は別に本を読んで賢くなりたいわけではない。そんな私でも乗代さんの『本物の読書家』は楽しめた。 本物の読書…
非公募型の純文学系新人賞として有名なものは3つある。芥川龍之介賞、三島由紀夫賞、そして今回取り上げる野間文芸新人賞である。芥川賞は文藝春秋が(本当は日本文学振興会だがややこしいのでここでは措く)、三島賞は新潮社が、野間文芸新人賞は講談社が運…
町屋さんの作品があまりにも深く刺さってきたので、こういう何も語っていない作品は新鮮に感じられた。まあ、つまらないということは隠しようもなかったが。 すばる2018年11月号 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/10/06 メディア: 雑誌 この商品を含む…
期待に胸を膨らませて裏切られないことはあまりない。私は町屋さんの作品に期待しながらも悪い意味で裏切られることを予想していたので、もしかしたら心の底からは期待していなかったのかもしれない。それでも「1R1分34秒」という作品は、私の期待に応えてく…
文藝賞は2作受賞となった。実は読んだのは昨日で、読んだ直後は日上さんの「はんぷくするもの」がなかなかいいな、と思っていたのだが、一日経って、それほどだったのかな、と気持ちが揺らいでいる。 文芸 2018年 11 月号 [雑誌] 発売日: 2018/10/06 メディ…
今月号は各紙新人賞の結果発表でにぎわっている。北条氏の作品を取りあげた際にも書いたが、昨年度の芥川賞157回158回は通算3作の受賞作が出て、全て文芸誌主催の公募型新人賞の受賞作であったという豊作(あるいは不作)であったのだ。流れと言うのは案外無…
やっぱり文學界、いい作品が多いなあ。五大文芸誌の中では私は『文藝』と『文學界』がお気に入りである。新人賞では文藝賞がいちばんかな。すばるも面白いのがたまにあるけど、全般的な傾向としては文藝賞のほうが好き。文學界は新人賞になるとどうしてあん…
ひと月ほど前に一度手に取っていたのだが、あまりに読み進めることが苦痛で放り投げてしまったこの作品。下記の冒頭部分はそのときに書いたもので、この夏私はスーパー銭湯にはまっていた。わざわざ新幹線に乗る距離のスーパー銭湯にも行ったりした(もちろ…
新聞記事を使ったチラシ、専用ツイッターなど出版社の力の入れようが伺えるこの作品。戦後、学生野球の復活に奔走する新聞社員の姿というのは直感で「読みたい!」と思ったものだった。直感は外れた。 夏空白花 作者: 須賀しのぶ 出版社/メーカー: ポプラ社 …
群像 2018年 10 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/09/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 七十歳の身体から、傍目には既に抜け落ちたと思われている性欲。それが枯渇どころか、実際には持て余すようにしている――。高齢者の性を…
古市さんの作品がアタリだったのに対し、今度はバランスを取るように非常に退屈な作品に出会った。あまりにも退屈過ぎてわずか原稿用紙92枚の短編なのに何度も居眠りをしてしまった。藤代泉さんの「波に幾月」はつまらない作品だった。 文芸 2018年 08 月号 …
久しぶりの更新になってしまった。 わざわざ申し開きをする必要もないだろうが、私はこの候補作予想をするにあたって、文芸誌を購入することはほとんどない。前回の第159回のときは松井周さんの「リーダー」があまりにも素晴らしかったので『文藝』夏号を購…
自転車の外装チェーンがズボンのすそを噛みちぎる。ヒッピー、あるいはホームレスのようにずたずたなズボンのすそと、走行不能な自転車のふたつを私は持て余す。朝から予定外に時間を浪費し、そして濫費することが確定した。今朝はただでさえ小寝坊をかまし…
彩瀬さんは2010年にR-18文学賞でデビューし第158回の直木賞候補にも挙げられた中堅作家である。前回直木賞の候補になった『くちなし』は読んでいないのだが、世評によると幻想小説であり、『やがて海へと届く』という作品で野間文芸新人賞の候補になったこと…
四元さんはもう還暦間近のベテラン詩人だ。最近は小説にも挑戦しており、数年前に野間文芸新人賞の候補にも挙げられている。 今回取り上げた「シェーデル日記」は、群像に掲載された原稿用紙100枚の中編だ。どうやらシリーズものらしい。 群像 2018年 07 月…
今回は波乱の候補に対して順当な結果という、非常に芥川賞直木賞らしい選考だった。 BGMにニコ生をかけながら執筆するこの時間は、半年に一度の至福の時間だ。 受賞予想 芥川賞 「送り火」高橋弘希(『文學界』5月号) 「風下の朱」古谷田奈月(『早稲田文学…
室温摂氏36度、2週間前に買った和風ツナマヨのおにぎりを発見して小さく悲鳴を上げる。どれだけ疲れていても食べ物の類は絶対に粗末に扱わないことを固く誓った夏の夕方。 いよいよ芥川賞直木賞の発表が近づいてきた。すでに選考会は始まっているはずだ。ド…
いよいよ明日は芥川賞発表日だ。 世間はサッカーのワールドカップが終わり、お祭りは終わったと思っているだろうが、私たちのお祭りはこれからだ。お祭りの観戦に備えてケンタッキーとコーラを準備したいと思う。無条件でテンション上がりませんか?ケンタッ…
今回の直木賞は双葉社から2作候補入りしている。双葉社といえば「クレヨンしんちゃん」で有名な『漫画アクション』や『月刊まんがタウン』などを発行している出版社だ。直木賞との縁は薄く、なんと候補入りした最新の記録は第116回(1996年度下半期)の篠田…