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2020-05-02から1日間の記事一覧

飄々とした人間の生活を見る〜『騙し絵の牙』塩田武士(講談社文庫)〜

脚本を書くときに演じる役者を想定しながら書く手法を当て書きというそうだ。本作は主役の人物を大泉洋さんが演じることを想定して書かれた「当て書き小説」である。 騙し絵の牙 (角川文庫) 作者:塩田 武士 発売日: 2019/11/21 メディア: 文庫 本屋大賞にも…